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〒886−0112
宮崎県小林市須木
大字下田590−2
デザイン工房 「図画工作」
代表:山中悦郎
電話 0984−48−3477

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図工の独り言

だれやみについて
このあたり(南九州)では晩酌のことを「だれやみ」といいます。一日の疲れを癒し、明日の活力を養うためです。ここでは更に「だいやめ」になります。1週間に1日くらいは肝臓を休めたほうがいいといいますが、なかなかできません。アル中でしょうか?


理想郷
 小さい頃テレビで見た「大草原の小さな家」のお父さん、マイケル・ランドンは家族を愛し、大自然の中で、さまざまな困難にもめげず、たくましく生きてゆくお父さんでした。その姿がいまだに印象に残っています。宮崎の山奥、九州山地の南端に位置する須木村に移り住んで早や12年。夏は冷房いらず(夜中寒いので、毛布が必要),冬は南国宮崎なのに、室内で零下になるなど、毎日がアウトドアのようで、楽しさあり、自然の厳しさあり、不便さもいっぱいありますが。区はもちろん、常会、消防団、子供育成会など、自分ではようやくこの地になじんできた気がします。



趣味

 プラズマテレビで映画館
増築し半分だけ新築の我が家は古い玄関側の居間に50インチのプラズマテレビがあります。映画好きの家族も映画館までは車で2時間、4人で毎回5千円以上もかけられません。収集したDVDも只今30本、映画がいつでも観れます。隣に家がないので、こころおきなくサラウンドを楽しめる最高のホームシアターです。生活に余裕が出てきたら、更にプロジェクターを購入したいです。



パソコン

 イラストデザイン
MACを使って17年、名刺制作からチラシ、ポスター、ロゴ、マーク、キャラクターなどデザインを中心に仕事しています。
Qurdra650をはじめPower Mac 7500,PowerBook G4と使いこなしてきましたが、最近デスクトップのWindows xpを購入しました。お手ごろの価格に加えて、処理能力がすばらしく速いのに驚きました。ウインドウの開き具合とキーボードの違いさえ我慢すれば、大きなデータもストレスなく仕事できます。長年Macに固執していた自分には目からうろこの出来事です



造形屋

モニュメント、彫刻、舞台装置、FRP大きな造形物は鉄筋コンクリートで作りクラッシュタイルのモザイクで仕上げます。
ウレタン素材による舞台装置は軽い割に質感、量感、舞台装置や室内のオブジェ等定評があります。野外用にはFRPで制作します。キャラクター、立体看板などわかり易く、インパクトのあるPRができます。



道具について

新しい仕事が来るたび、道具が増えます。左官から、FRP、塗装(コンプレッサー、ガン)木工(丸のこ、糸鋸旋盤)、溶接機、大型出力機、レーザープリンター、カッティングマシンなど少々値が張るものばかりです。道具フェチかもしれません。道
具のために仕事をしているような錯覚に陥ります。儲からないはずですよね。



山の幸

90パーセントが山林なので春はたけのこ、タラの芽、ゼンマイ、ワラビなどの山菜が豊富に採れます。

たけのこ
たけのこは靴(長靴が良い)をずらしながら歩き、コツンとした感触で見つけます。山鍬で片面の土を掘り下げ、いっきに根元をねらって打ち込み切断します。ひとつ見つかると、その根の延長に見つかることが多いです。

タラの芽
まっすぐに伸びた白っぽい木で表面に無数の棘があります。山奥よりなぜか人の手の入った道路とか、木を切った斜面なんかによく生えます。(日光をさえぎるものがなくなったからでしょう。)オスとメスとあり(通称で棘が芽にまで生えているのがオンダラ、ないのがメンダラ)オンダラは少々食べづらいです。てんぷらが一番ですが、ゆがいて酢味噌もあっさりしてます。エグ味があるのは天然物の証拠です。赤みがあり棘のあるハゼの木と似ているのでご注意!

ウド(ドウゼン)
葉っぱから茎まで食べられます。切ってもすぐ新しい茎がでるので毎週てんぷらが楽
しめます。こちらもゆがいて酢味噌も合います。焼酎の肴に最適です。

椎茸
収穫まで数年前からの準備が必要です。クヌギの木を切り倒し、数ヶ月寝かします。頃合いをみて、玉切り(一定の長さにそろえて切る)ます。ドリルで穴を開け、椎茸の菌のコマを打ち込みます。(うちでは自家用なので500個から700個)一箇所に積み重ねて葉っぱ、枝などで直射日光が当たらないように、覆いをして菌を木全体に充満させます。1年後収穫し易いように交互に立ててゆきます。これで春と秋の収穫を待ちます。雨が降った次の日に一斉に大きくなるので、あまり傘が開かないうちに収穫して天日で乾燥した後、あぶり機で乾燥します。生椎茸からはダシはあまり出ませんので、オーブンで焼いたり味噌かバターでソテーしてもおいしいです。軽く湯通ししてさしみに挑戦しましたが、しいたけ(ナバ)臭く私はパスでした。ヘタは必ず火を通してください。



須木焼酎「宗一郎」について

我が村にはすき酒造があります。かめ壷仕込みの「宗一郎」は地元よりよそで人気があります。私はこの芋臭く自然の甘みのある「宗一郎」が好きで、よそでも必ず宣伝します。だいぶ送りました。なかでも「はなたれ」は、度数も高く、高価です。私も1、2度しか飲んだことはありません。


酌み交わしついて

このあたりでは自分の盃を相手に渡して焼酎を酌み、そしてその盃を片手の3本指で受け取り、注いでもらい、飲み干します。はじめての時は戸惑いましたが、これを繰り返すことにより、仲間とみなされ、日常生活でも信頼を得るものだと思われます。 島津と伊藤の戦いの多かったこの地域、毒が入ってないのを証明する為、まず自分から飲んで、その盃で相手に飲ませるというふうになったのではないかと推測するのであるが、その根拠は誰も知りません。

つづく
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